将来、何をして生きていけばいいのか。
人生で絶えないもの、悩み。仕事と生活と顔面突き合わせて頭を使うことをやめたくない。悩める僕たちのそばにいてくれる本がここにあります。
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女であるだけで
¥2,640
突然ですが、男女平等って何だと思いますか?男と女が同じ権利を持つこと?同じ条件におかれること?僕はどうにもそうは思えないんです。男と女って一緒に扱ったらいけないんですよ、やっぱり。だって男と女は違うんだから、それぞれがそれぞれ守られ、守らないといけない。お互いにやっていることが、はたして平等かどうかなんて誰が決めるんですか? 女性だから生きづらい、ということをなくすことって非常に重要なテーマだと思います。特に僕がそう感じるのは性暴力。男という女性より強い力を持つ者からの暴力です。そしてそれに性が絡みつくことでより女性を苦しめることになる。そこに女性だから、という理由が付随して女に生まれなければよかったと思ってしまう。 僕は、男女、そしてそれ以外のたくさんの性別の人がそれぞれその自分の性別でよかったと思えたらそれってすごく幸せなことだと思うんです。そんなこと無理かもしれないけど、でも、自分がこの性別じゃなかったらもっと幸せになれた、なんてことを思ってしまう世界のことは大嫌いです。だって、生まれてから決まってしまってる性別のせいで苦しめられるなんてそんなの理不尽でかつ不平等じゃないですか。理想論かもしれないけど、理想を追い求めて僕も戦っていたい。 まずは、この本を自分の店に置きます。 女であるだけで、って思ってしまった女性の物語です。
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肖像編み物
¥2,000
ファッションは自己表現なんて言ったりするけど、こりゃそんなもんではない。人生っていうのは縦の糸と横の糸が順序に絡まり合って、そして顕現するところが少しずつズレることで顔の形をするのだろう。 編み物★堀ノ内・著
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B面の歌を聞け Vol.2 「酒との付き合い方を考える」
¥1,100
創刊号「服の時給を考える」で反響を呼んだZINE『B面の歌を聞け』Vol.2が届きました! 価値観が複雑化する現代社会をレコード/カセットのA面B面に喩え、”グローバル資本主義”に対置される”ローカル経済圏・自給自足・DIY”などをテーマに、作家/ライターの太田明日香さんがB面erたちを取材します。 Vol.2のテーマは「酒との付き合い方」。著者自身がお酒をやめて程なく新型コロナウイルスが流行し、酒の場が消えたことで社会全体も酒との付き合い方を再考するようになった──。 酒に関する思い出、悲喜交々。大酒飲みも下戸もソバーキュリアスもムスリムも。ただ幸せに生きたい生活者の声。 意見の差異は放置するものではなくみんなで考えること。乾杯の前に一旦立ち止まってみましょう。
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他人のセックスを見ながら考えた
¥924
SOLD OUT
なんじゃこのタイトルは、と思って手に取ってみたらなんと面白い。本書は元エロ本で連載をしていたと言う女性が作家だ。こんな女はすぐヤレる!と言う記事を書いていて、街中の女性たちのエロいインタビューを書いていた、そんな作家だった。 本書で彼女は男性がよく利用するような風俗店、ビデオショップ、おっパブ、パンチラ喫茶、キャバクラ、ドール専門風俗、テレクラ、AV...そういったものを女性という目線で観察する。性風俗産業は男性メイン、男性の需要に応えたものがほとんどだ。それって実におかしなことで、一つ一つの産業を見てると男の自分としてみても笑えてくるようなものまである。ああ、男って馬鹿なんだな、、、でも、読み終わった後に訪れる疑問はそれだけで終わらない。 それぞれの産業を詳しく見るとみえてきた、男と女の本質的な違いと、男女同士のすれ違いについて考えてしまうのだった。 正しい男女平等とは、なに。 うちで何度も入荷しては売れる、激推し本です。
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ミュージシャンはなぜ糟糠の妻を捨てるのか?
¥947
SOLD OUT
夢はあるだろうか。その夢を応援してくれてる恋人がいたら。自分が挫折しそうな時、貴方には才能があるからもう少しだけ頑張ろう、と囁いてくれるそんな恋人。自分が売れて、その恋人と結婚したらなんだかうまく行かなくなって、望んだのはこういうことじゃないって言われて、別れてしまった。 これってミュージシャンだけの話じゃない。 糟糠の妻とは、若く、苦しい時を共にした妻のこと。 彼らがそんな妻を捨てた理由から、自分の恋人との付き合い方を見返してみては?
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シティポップとは何か。
¥2,695
じわじわと訪れたシティポップブーム。新しいものからリバイバルまで街中を歩けば流れ出し、ついつい踊り出したくなる。シティポップについて詳しいことは一種のファッション的知識とも言える。さて、今そこでシティポップを聴いている君、シティポップって何だ?
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私語と
¥1,870
独特な歌詞の世界観と音楽性から若者から絶大的な人気を誇るロックバンド、クリープハイプ。主な作詞作曲を務めるのは尾崎世界観だ。彼は小説やエッセイの筆者としても広く支持されている。彼の繰り出すユニークな視点、言葉の遊び、等身大の体験は私たちの心を鷲掴みにしている。さて、そんな彼の歌詞を本にした。若者をそこまで熱中させることばは何なのか。尾崎世界観が作詞した歌詞がひたすらに並ぶ。音のついていない、でも確かに音が付いている言葉達。
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サピエンス前戯
¥2,640
SOLD OUT
私たち人類には、エロという概念がある。それって避けがちだけど文化的な暮らしを営む上で避けたらいけないテーマ。上品に、賢く、知的にユーモアたっぷりの下品な物語を描いた、長編小説集。私たちは進化を続ける。そして、それは限界があると思われているけど、それってまだ本番じゃない。わかってる?前戯にすぎない。
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菊とギロチン
¥2,420
SOLD OUT
関東大震災の直後、腐り切った社会を変えてえ、というだけで駆け抜けたアナキストがいた。親、兄弟、友達、親子、初恋の人、自分の安定した人生、そういうものに別れを告げていつも心にアナキズム、革命、いつだって今やるしかねえ。そんなある日、別の場所で、とある1人の女の子が女相撲を見て震えた。女相撲ってアナーキー、男に頼らなくても生きていけるイケてる世界。そんな2人のお話。何かしないといけない、世界を変えないといけない、そうもがいてしまう人に読んでほしい一冊。
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服を作る モードを超えて 増補新版
¥1,760
SOLD OUT
このタイトルを背負えるのはYohji Yamamotoしかいません。 (山本耀司・中央公論新社)
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限界から始まる
¥1,760
SOLD OUT
女性、というのは男とは違う、というか男が女性を利用しているのか、女性が男を利用しているのか、というものの見方によって話の根本が大きく揺らいでくる。さて、この本はフェミニズム、女性の自由を提唱し続け、男に使われる女性像というのを開拓してきた日本の女性学の第一人者、上野千鶴子と、自身の「女性」としての体を用いてav女優やホステスという経験を経て男性の欲望というものを一通りみてきた作家、鈴木涼美の書簡である。
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【USED】奇界遺産 THE WONDERLAND'S HERITAGE
¥2,400
SOLD OUT
全てのページが「こんなのが地球に存在するんかいっ」という驚きに満ちていて、大判に堂々と示された”奇界遺産”はまさに人類存続をかけた狂気。 著者の佐藤健寿さんは武蔵野美術大学卒業後フォトグラファーに。世界各地の“奇妙なもの”を対象に、博物学的・美学的視点から撮影。アヴァンギャルドでアウトサイダーな景観を撮り続け『世界不思議地図』『THE ISLAND – 軍艦島』『SATELLITE』ほか著書多数。 都築響一イズムも感じるこちらの1冊。本当は全ページ載せたいくらいですがそんなことしたら破産してしまうので泣く泣く出品でございます。
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女たちのテロル
¥1,980
SOLD OUT
いま、日本っていい国ですか? いやあ、別に悪い国じゃねえとは思うよ、でもまあいい国かって聞かれると俺はそうは思わねえな、まあまあだと答えざるを得ないのが大いに残念だ、 なんてガストロンジャーみたいなことを書いてしまいましたが、皆さんはどうでしょうか? この問いを考えるとどうしても思い浮かぶのは安倍晋三元首相の銃撃事件。まだ何のバックグラウンドも発表されたいない時、ただ頭に思い浮かんだのは誰かがこの政府の転覆、もしくは社会を変えたいと狙った、アナキストの行動だろうか、ということ。実際、よくやったという声がSNSでは大きく上がった。僕は、それらを見て少し悲しかったと同時に、革命、革命と言っていた自分をあまりにも無知だと感じた。 さて本書は、ふざけた政府、制度に対して自分の命を投げ打って、それらを変えてやろうと努めた女性たちの物語です。でも、彼女らがいたからこそ、世の中の何かが大きく変わったのです。その形相をご覧あれ。 私たちは、どちらが良いのでしょうか。 なんとなくまあどちらかと言えば悪いような世の中だけどそれなりにみんなうまくやってる世界か、悪いものをどんな方法でも倒さないといけないとして革命を起こすような、そんな世の中か。
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青春と変態
¥770
SOLD OUT
日本、現代美術界のトリックスター、会田誠。 彼はかつて、僕はどっちつかず、てきとーにやりたいんですよと言っていた。傑作を作ろうなんて思ってない、むしろ傑作ではないものをどうやって作るのかを考えているんです、とも。そんな彼の代表作である「犬」を解説した、「性と芸術」が先日発売され、話題となった。私も読んだが、とても面白い。しかし、ある人はその作品を性暴力作品だと非難し、ある人は彼のことをただの変態だと言う。彼の性に対する意識とそのバックグラウンドには何が詰まっているのだろう。彼の、いや、私たちの身近にある、完全に陰湿な性をこれでもかと詰め込んだ、現代美術家の小説。
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「彼女。」百合小説アンソロジー
¥1,925
SOLD OUT
「百合」とは、文学作品における女性同士の恋愛のこと。それって普通の恋愛と何が違うの?違うっていうことが差別につながるんじゃないの?、なんて、本当に言えるのだろうか。同じなんだけど、違って、違うんだけど同じなこと。豪華作家達の百合小説7つを一冊に詰めたアンソロジー。
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おあげさん
¥1,980
SOLD OUT
おあげ、ってなんかいいじゃないですか。味噌汁に入っているおあげ、きつねうどんのおあげ、いなりのおあげ、何だかすごく不思議でなくてもいいのかもしれないけどたまにどうしても欲しくなる。冷蔵庫にあると嬉しくなるし、スーパーでも買ってしまう。おつまみにしてもいいし、サラダに入れてもおいしい。何をしても美味しい。何をすれば食べたくなくなるのかわからないくらい。そんな人間に私はなりたい、わけではないけども、どうやら油揚げに魅了されたのは僕だけではないらしいです。おあげのことだらけをかいた、史上初の、おあげ本、ここにあり。レシピ、エッセイ、29編がおあげのお話です。おあげとともに、1ページ。止まらない。
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フェスとデモを進化させる
¥1,870
SOLD OUT
hip-hop、スカ、レゲエ、パンク、ひいては曲のジャンル全体において、そこに政治的思想はどれほど含まれているのだろう。そもそも、政治的思想と非政治的思想の境界はどこだろう。政治的思想を行動に移したものがデモなのだとしたら、政治的思想に基づいた曲はデモなのだろうか。そういう曲はテレビじゃ流したらいけないとか言うけど、心の叫びなんじゃないのか、政治に対する思想って心の叫びとは違うのだろうか。かっこよくいたい、それも一つの政治的思想ではないのだろうか。
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石をだまらせて
¥1,870
SOLD OUT
犯罪が悪いこととされているのは、それが世の中の不均衡をもたらし、誰かを傷つけてしまう、もしくはそれに加担してしまうから、だと僕は思っている。 さて、この物語の主人公は、過去強姦をした性犯罪者である。彼は30歳を過ぎ、結婚を控えながら罪の重さに耐えかねて告白することにする。 ここで、考えて欲しい、彼は傲慢ではないのだろうか。告白することによって生まれる傷つく人たち、そしてそれによって救われる人は、いるのだろうか。それでも、謝る、ということはどういう価値があるのか。 物語としても秀逸で、読んだことない小説になることは間違い無いです。そんな終わりかたか、とむずむずしてしまいます。そしてその後あなたの心に残るメッセージは、きっと大切なことです。 あなたは、自分と大切な人、どちらを傷つけられますか?
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ヤンキーと地元
¥1,980
SOLD OUT
本が好きだと言う君は、ヤンキーは好きか。 ヤンキーの何を知っているのか。 あのバイクで真夜中に爆音を鳴らしながら街を駆け抜け、揉め事は拳で解決し、10代で妊娠をさせる、するような彼らだ。 さて、そんな沖縄のヤンキーたちが、先日大勢集まり、警察署を取り囲み大声をあげていた。警察官と高校生が接触し、高校生の眼球が破裂したのである。僕らだって何が正しくて何が間違ってるのかわからず、今こうして本屋をやっているわけだが、果たして誰がヤンキーのことを何も知らずに非難できるのか。 大声を出す彼らの、その声には沖縄にひそむ非常に閉ざされた社会と社会構造が伺える。 私たちの隣にある、小さい頃、裕福な家庭に育った子供は覗いたらダメだと言われてきた世界は、誰かの未来で誰かの世界だ。 本書は、そんな沖縄のヤンキー、そして彼らの生きていく未来、について言及した、彼らの記録、生活、人生である。
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シティポップに愛を込めて
¥2,640
SOLD OUT
シティポップ聴きてえー、でも何聞いていいかわかんねぇー、しらねぇー、くやしぃーっていう人とか、懐かしのシティポップのルーツってこれだったの!?ってなりたい人とか、ああ、こんな時代もあったなあ、なんて懐かしい気持ちに耽りたい人とか、親父と母さんもこんな曲で踊ってたんだな、って感じたい人とか、ちょっとだけおしゃれした日に聞きたい曲を知りたい人とか。 いつになっても私たちのそばにあるシティポップが揃っています。
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母のトリセツ
¥924
SOLD OUT
母のことが大嫌いなときがある。理想的な生き方について話すとき、将来の話をするとき、僕の部屋に勝手に入ってきたとき、昔の僕の話をするとき、片付けをしろと叱るとき、生き方のアドバイスをするとき、僕の考えを読んでいるとき。そんな母親のことを嫌いな息子はどうやら僕だけではないらしい。そんな僕らに、母親の取扱説明書が出た。これを元に、母親を攻略しよう。 でもね、母のこと、大好きなんだよ俺たち。 いなくなったら悲しむから、ちゃんと涙は流れるから、安心してこの本を読もう。 もう少し母親のこと好きになりたい貴方に、子供が反抗し始めたお母さんに、そんな2人を横目で見ているお父さんに読んでほしい一冊。
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「ぴえん」という病
¥902
SOLD OUT
最近、夜の歌舞伎町に行ったことはあるだろうか。10代の少女がホテルへ消えていく。地雷系、と呼ばれる格好をした少年少女がたむろして、飲酒する。そうそう、こないだは18歳の専門学生と14歳の少女が飛び降りたらしいよ、こないだまたリスカしてさ、推しに貢がないと相手してくれなくて、あいつ14歳とヤったらしいよ。1時間座ってるとそんな声が聞こえてくる。 そんな彼らは僕らと何が違うのだろう。 彼らが悪いのか、何も知らずに責める僕らが悪いのか。彼らには彼らの理由があって、そうする。 僕たちは何もしないでただ彼らを非難するなんて、そんなことあんまりだ。
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ここで唐揚げ弁当を食べないでください
¥1,000
SOLD OUT
自分のことが嫌いになる瞬間ってありますか? 僕はあります。 例えば、理想の自分と違うことをしちゃった時。 困ってる人を見て、何もできなかった時。 正しくないってわかってても何もできない時。 どうしてもしたくなって、それは世の中から批判されてしまうことだからぐっと我慢する時。 我慢できなくてしちゃって、誰かから怒られた時。 何も考えてなかった自分を知る時。 自分何してるんだろうって思う時。 そういうのって、あるじゃないですかー、やっぱり生きてたら。 それでも僕たちって生きていってる、不思議だけど。そこに理由の有無はおいといて、です。 だから僕たちってうまーくやっていかないといけないんですよ、世の中クソだって思っても、うまくいかねーなーって思っても、都会に揉まれても、どんなにやっていけなくても、ここで唐揚げ弁当を食べないでください、と言われても。 そんなことを考えてたら、こんなに人間らしく生きている自分がどうにも愛おしくなってくるんです。 そんな本を入荷しました。 彼女の生活が詰まった、エッセイです。 小原晩さんの一言を添えて、拙い紹介を終わります。 とても素敵なエッセイに出会えたことを嬉しく思います。本当にありがとうございます。 「一生懸命生きれば生きるほど空回りするすべての人に捧げます。」
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父ちゃんの料理教室
¥1,650
SOLD OUT
著者の辻さんは息子に対して料理を作る。その料理のレシピ本をこのたび出版することになったようだ。ただのレシピ本じゃない。父親が料理をしてきて、息子に伝えたい、「大切なこと」のレシピ本だ。
2022年3月糸島市前原商店街にオープン予定の4畳半書店ABC。仕事と生活にまつわるエッセイ本、ZINE。地元若手作家によるリメイク服もあります。