将来、何をして生きていけばいいのか。
人生で絶えないもの、悩み。仕事と生活と顔面突き合わせて頭を使うことをやめたくない。悩める僕たちのそばにいてくれる本がここにあります。
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ここで唐揚げ弁当を食べないでください
¥1,000
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自分のことが嫌いになる瞬間ってありますか? 僕はあります。 例えば、理想の自分と違うことをしちゃった時。 困ってる人を見て、何もできなかった時。 正しくないってわかってても何もできない時。 どうしてもしたくなって、それは世の中から批判されてしまうことだからぐっと我慢する時。 我慢できなくてしちゃって、誰かから怒られた時。 何も考えてなかった自分を知る時。 自分何してるんだろうって思う時。 そういうのって、あるじゃないですかー、やっぱり生きてたら。 それでも僕たちって生きていってる、不思議だけど。そこに理由の有無はおいといて、です。 だから僕たちってうまーくやっていかないといけないんですよ、世の中クソだって思っても、うまくいかねーなーって思っても、都会に揉まれても、どんなにやっていけなくても、ここで唐揚げ弁当を食べないでください、と言われても。 そんなことを考えてたら、こんなに人間らしく生きている自分がどうにも愛おしくなってくるんです。 そんな本を入荷しました。 彼女の生活が詰まった、エッセイです。 小原晩さんの一言を添えて、拙い紹介を終わります。 とても素敵なエッセイに出会えたことを嬉しく思います。本当にありがとうございます。 「一生懸命生きれば生きるほど空回りするすべての人に捧げます。」
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現代人類学の基礎体力《ストレッチ》の『記録』 2024年6月号 キャプションー写真ー民族誌
¥500
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「民族誌の適切なキャプションとは?」という問いから始まったZINE。 作者は、学術出版社の編集者でありながら、大阪大学博士後期課程に所属し自らも民族誌を執筆する韓さん。『文化人類学』という学術雑誌の規定に、民族誌内の写真のキャプション(下部につける説明書き)の制限がないことに気づく。 写真展や写真集のキャプションと異なり、アカデミックに伝えなければならないことがある一方で、秘伝のタレのように明文化されないキャプション技術を要する(人類学そのものが秘伝のタレになっているというのは今回は置いといて)。 写っているものを端的に箇条書きすればいいということではない。また写真そのものについて考えると、それは民族誌を記述する調査者自身のパースペクティブである。写真は身体的な制限と技術的な制限を受けるが、撮影者はその中で自分の伝えたいことを過不足なくフレームに収めようとする。思わぬピントの当たり方、映り込み。ワークショップの中で、このようなことも考慮に入れてキャプションをつけるとなると想像以上に大変だということがわかっていく。登場する人類学者たちは、お互いの写真にキャプションをつけることを通して、キャプションが写真のフレームそのものを広げ、民族誌的記述さえも広げてしまうような可能性を発見する。 全てを通して読むと、わずか数ページとは思えないボリュームに驚かされました。「人類学の論文の、民族誌の、キャプションの付け方」という一見ニッチすぎるテーマは、写真論をはじめとする制作全体への広がりを抱えた結論に帰着します。さすが、二つの肩書きを行き来する韓さんならではの仕上がりです。人類学に関心のある方でなくとも興味深いものだと思います。
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肖像編み物
¥2,000
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ファッションは自己表現なんて言ったりするけど、こりゃそんなもんではない。人生っていうのは縦の糸と横の糸が順序に絡まり合って、そして顕現するところが少しずつズレることで顔の形をするのだろう。 編み物★堀ノ内・著
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B面の歌を聞け Vol.2 「酒との付き合い方を考える」
¥1,100
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創刊号「服の時給を考える」で反響を呼んだZINE『B面の歌を聞け』Vol.2が届きました! 価値観が複雑化する現代社会をレコード/カセットのA面B面に喩え、”グローバル資本主義”に対置される”ローカル経済圏・自給自足・DIY”などをテーマに、作家/ライターの太田明日香さんがB面erたちを取材します。 Vol.2のテーマは「酒との付き合い方」。著者自身がお酒をやめて程なく新型コロナウイルスが流行し、酒の場が消えたことで社会全体も酒との付き合い方を再考するようになった──。 酒に関する思い出、悲喜交々。大酒飲みも下戸もソバーキュリアスもムスリムも。ただ幸せに生きたい生活者の声。 意見の差異は放置するものではなくみんなで考えること。乾杯の前に一旦立ち止まってみましょう。
2022年3月糸島市前原商店街にオープン予定の4畳半書店ABC。仕事と生活にまつわるエッセイ本、ZINE。地元若手作家によるリメイク服もあります。